自宅に使えなくなって、そのまま放置しているパソコンがありませんか?
そのままにしておくのは非常にもったいない話です。
HDD交換などをして、Linuxをインストールすれば、そんなパソコンが再利用できます。
私はHDD故障したMacBook ProをHDD交換してLinux Mintをインストールして再利用しています。
HDD故障したMacBook ProをLinux Mintとして再利用出来るようにした過程を、このブログ記事にまとめました。
ついでにLinux Mintを使用した感想も書きました。
MacBook Proを買い替えた
去年、長年使ってみたMacBook ProがHDDの故障により使用できなくなりました。
故障したMacBook Proは、MacBook Pro (13-inch, Mid 2010) です。
インストールできるMac OSのヴァージョンはHigh Sierraまでという古いMacだったので、もう買い替え時期に来てました。
それで、楽天市場で売られていたBoot Campでwindows10インストールしてあるMacBook Proを購入しました。
中古だったんで数万円程度で購入でき、現在、快適に使ってます。
レインボー家電というネットショプで購入したんですが、私が買ったような以下のようなMacBook ProにBoot Campでwindows10がインストールしてあるパソコンが売られています。
レインボー家電で販売しているMacBook Proの例です。
Mac OSとwindowsが一台で使用可能の状態にするにはBoot Campの機能を使うのですが、設定が面倒という方には、このお店のように既にその状態になっているものを売っているレインボー家電のようなパソコンショップはおすすめです。
Macbook Proが故障して思ったこと
今回のMacBook Proの故障を通して、以下のようなことを思うようになりました。
「故障した場合に備えて、もうもう一台、パソコンは準備しておこう」
しかしこれでもう一台買うとなると、当然お金がかかります。
そんな時に、たまたまYoutubeを見ていたら、古いパソコンにLinuxをインストールして再利用しようというものでした。
Linuxは無料のOSです。
Linuxというと端末を使う開発者向けOSというイメージがありますが、最近では、デスクトップ環境がMacや Windows並に使いやすくなっています。
端末にコマンドを入力というCUIだけでなく、MacやWindowsのGUIも十分に使用出来るようになっています。
それでいろんな動画やブログをを見て、HDDが故障したMacBook ProにLinuxをインストールすることにしました。
インストールするLinuxディストリビューションは、いろんな動画やブログを見た結果、Linux Mint 20.2 Uma MATEにしました。
古いMacbook ProにLinux Mintをインストールする
①HDD交換をする
まず最初にHDDの交換です。
Windowsパソコンであれば、メモリ交換とかしたことはあるんで、分解したことはあります。
昔のパソコンだったんで、簡単に分解ができた記憶があります。
しかし私は、Macbook Proはその経験がありません。
どうやって分解すればいいのだろうと思っていたら、以下の動画を発見しました。
丁寧に分解の仕方を動画に収録されていました。
使用したHDDはアマゾンで購入した以下のものです。
SSDにすればいいのにと思われると思いますが、ただ単に私の予算の都合でHDDにしました。
HDDの交換ですが、動画通りに行ったら思ったより簡単でした。
メモリ増設もしようと思いましたが、今回使用したMacBook Pro (13-inch, Mid 2010) は、購入時に8GBにされていたので、その必要はないと思い、するのをやめました。
②Linux Mintのインストールをする
次はLinux Mintのインストールです。
以下の2つの動画を参考に行いました。
しかし最初にWifiに接続できない問題が発生しました。
調べてみたら、Linuxのインストールする際に、よく起こる問題のようです。
そういう場合は有線接続でネット接続するしかないようです。
私、その方法が全く分かりません。
それでその方法を調べていたら、以下の動画を発見しました。
その動画にはWifiを有線接続に出来る以下の無線ルーターが紹介されていました。
動画を見ながらセッティングしたら、無事にWifiを有線接続にすることに成功しました(しばらくはこの無線ルーターで有線接続をしていたんですが、アップデートを繰り返していたら、それなしでWifi接続が出来るようになっていました)。
そしてLinux Mintをインストールを開始しました。
インストール自体は簡単でした。
そして以下のブログ記事を見て、Mac風のデスクトップにカスタマイズしました。
これでHDD故障により自宅で放置されていたMacbook ProがLinux Mintとして生まれ変わりました。
Linux mintを使ってみて
Linux Mintは思ったより重たくないが、たまにフリーズする
Macbook ProにインストールしたLinux Mintですが、起動がHDDなので1分位かかりますが、起動後は思ったより動作は重たくなく、普通に使用できています。
ただ複数のアプリを使うとたまにフリーズはします。
そんなときは、以下のサイトに載っている方法で再起動します。
ただこの方法ですが、PrintScreenキーを使用するのですが、Macbook Proのキーボードには存在しないため、フリーズした場合は以下のような有線の外付けキーボードを接続して、行っています。
ただこの方法ですが、PrintScreenキーをしないといけないのですが、Macbook Proのキーボードには存在しないため、フリーズした場合は以下のような有線の外付けキーボードを接続して、行っています。
あまり複数のアプリは、私の環境ではしない方がいいようです。
Linux Mintを省電力化して使う
LInux Mintを使っていると、ちょっと熱くなります。
熱くなるとファンが回り、うるさくなったりします。
そうならないためには省電力するのがいいと思ったので、PowerTOPというIntelが提供するLinux向けのプロセスやハードウェアが消費している電力を一覧し、必要に応じて様々な省電力設定を行うことができるツールを以下のサイトを参考にインストールを行いました。
PowerTOPをインストールした後に、端末に以下のコマンドを入力すると、自動で省電力設定にしてくれるので、非常に便利なツールです。
sudo powertop --auto-tune
Mac風のデスクトップにしたおかげでMacによく似た操作で作業出来る
さてMac風のデスクトップにしたおかげでMacによく似た操作で作業が出来ています。
私は、別にApple信者(この言葉が生まれる遥か昔からMac…というかPowerPC搭載のMacintoshが職場にあり、その頃から使ってます)ではないのですがMacの方が慣れているので、Mac風のデスクトップのほうが使いやすいのです。
Linux Mintはいつも使うアプリケーションが使用できる
さてアプリケーションですが、私がよく使うInkccape、GIMP、Visual Studio Codeも無事に起動しています。
WineというLinuxで多くのWindowsのGUIアプリケーションを直接実行できる互換性レイヤーのWineを使ったら、Adobe Illustrator 8.0やAviUtlも起動しました。
Wineのインストールは以下のブログ記事を参考にしました。
WEBアプリケーションをローカルアプリケーションのように使用できる
Linux MintにはWebアプリという機能があり、Webブラウザで起動するアプリを、ローカルアプリケーションのように使用できます。
以下がオフィスオンラインやCanva、iCloudをWEBアプリで起動させた画面です。
ただWEBアプリケーションに関しては、メインのMac、その他だとクロームブックやFireタブレットで使用出来るので、使いたいファイルをLinux MintにダウンロードするためにiCloudを使うぐらいです。
最初はメインパソコンの故障した場合した場合に備えて、Linux mintを準備しましたが、複数のアプリを使用して負荷を与えなければ十分に使用できるので、最近ではよく使っています。
このブログ記事を見て、昔の使わなくなったパソコンがある方もいると思います。
そんな方は、私のように古いパソコンにLinuxをインストールして再利用するのもいいのではないでしょうか?
私はMacbook Proで行いましたが、Windowsパソコンでも同様なことが出来ます。
私は今回、古いパソコンをHDDを交換して再利用出来るようにしてみて、次は32bitパソコンがあるので、これも同じようにしてみよう、なんてことを思っています。
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