【Chromebook】コマンド不要!ChromebookでGNOME SoftwareとFlatpakを使ってアプリを簡単インストールする方法

※当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています。

コマンド不要!ChromebookでGNOME SoftwareとFlatpakを使ってアプリを簡単インストールする

ChromebookのLinux開発環境でGUIのオープンソースのソフトをインストールする際には、ターミナルにコマンドを入力して行います。

例えばGIMPをインストールする際には、以下のようなコマンドを入力します。

sudo apt install gimp

覚えてしまえば、ただ文字を入力するだけなので時間がかからないため便利です。

しかし、パソコン初心者やGUI環境に慣れてしまった人には、なんだか難しく感じられ、敷居が高く見えてしまいます。

コマンドなしでインストールできるGNOME Softwareをインストール

そんなLinux開発環境のGUIのオープンソースのインストールですが、コマンドなしで行うことが可能です。

GNOME Softwareというソフトを使うことです。

GNOME Softwareは、Windowsの「Microsoft Store」や、Androidの「Google Play ストア」に近い感覚で使えるLinux用の「アプリストア」のようなソフトです。

分かりやすく言うと、コマンドを使わなくても、クリックだけでアプリを探してインストールできるソフトです。

これをインストールすることで、簡単にLinux開発環境にオープンソースのソフトがインストールすることが出来ます。

GNOME SoftwareにFlatpakを導入するとより便利になる

さらにGNOME Softwareでは、Flatpakという仕組みを導入することで、利用できるオープンソースのソフトの幅が大きく広がります。

Flatpakは、どのLinuxディストリビューションでも共通して使えるアプリ配布形式のことで、最新のソフトを安全に、そして簡単にインストールできるという大きな特徴があります。

Flatpakは、サンドボックスと呼ばれる安全な仕組みでアプリが動作します。

サンドボックスとは、わかりやすい説明をすると、アプリやウェブページを独立した小さな箱の中で動かす仕組みのことです。

悪意のあるサイトやアプリにアクセスしても、その箱の中だけで影響が止まるため、他のシステムやデータに被害が及ばない特性があります。

ざっくりいうと、Flatpakは、サンドボックスを使ってソフトを隔離し、安全に使える環境を実現します。

Flatpakの形式のオープンソースのソフトだと、ChromebookのLinuxのシステムを壊す心配が限りなく少なくなるため、初心者でも安心してインストールすることが出来ます。

Flatpakを導入しておけば、GIMPやLibreOffice、Inkscapeなどの定番オープンソースソフトを、コマンドなしで、サンドボックスと呼ばれる安全な仕組みで、簡単にインストールできるようになります。

今回は、そのGNOME Softwareのインストール方法についてご説明します。

それに伴いGNOME Softwareのインストールして使う際に、どのLinuxでも共通で使えるアプリ配布形式であるFlatpakの導入する方法もご説明します。

なおGNOME Softwareはですが、Debian系(ChromebookのLinux開発環境=CrostiniもDebianベースで動くため、ARMのCPUのChromebookでもインストールできますが、ARM版バイナリが提供されていないソフトもあるため、すべてのソフトがインストールできるわけでありません。

またインストール出来ても、CPUのパワー不足で満足に動かないものがあります。

そのため、ARM版のChromebookにインストールしたい方は、その辺をご理解してインストール作業を行ってください。

なお今回使用したChromebookは、IntelのCPUの以下のものです。

FMV Chromebook 14FはCPUがインテル Core i3-1115G4 プロセッサーでX86プロセッサーです。

ChromebookでLinux開発環境を快適に使えるのは、ミドルスペック以上のものと言われていますが、それに該当する機種です。

コマンド不要!ChromebookでGNOME SoftwareとFlatpakを使ってアプリを簡単インストールする方法

1.Flatpakをインストールする

ターミナルを開いて、次のコマンドを入力します。

sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install flatpak -y

これでFlatpak本体がインストールされます。

2.Flathubリポジトリを追加する

ソフトを入手する「Flathub」を登録します。

FlathubはFlatpakのソフトの“公式ストア”のようなものです。

以下のコマンドを入力します。

flatpak remote-add --user --if-not-exists flathub https://dl.flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

3.Chromebookを再起動する

設定を反映させるために、一度 Chromebookを再起動します。

これでFlatpak形式のソフトをインストールできるようになります。

4.GNOME Softwareをインストールする

最後にGNOME Softwareを以下のコマンドを入力してインストールします。

sudo apt install gnome-software gnome-software-plugin-flatpak -y

これで、ChromebookのLinux開発環境でGNOME Softwareを通して、アプリがインストールできるようになります。

では、実際にGNOME Softwareで、Flatpakのソフトを、GNOME Softwareからインストールしてみましょう。

今回はGIMPをインストールしてみます。

GNOME Softwareのアイコンをクリックします。

GNOME Softwareが開きます。

虫眼鏡のアイコンをクリックして、GIMPと入力します。

GIMPが現れたら、インストールボタンの下に、Flatpakと書かれてあることを確認します。

インストールボタンをクリックします。

するとインストールが開始されます。

インストールが完了したら、以下のような画面になりますので、開始ボタンを押すか、ランチャーからGIMPのアイコンをクリックします。

するとGIMPが起動します。

なおただ、使用しているChromebookのスペックの問題で、Flatpakのソフトのサイズが大きめになったり、動作がやや重たかったり、クラッシュして起動できないものがあります。

その場合は、Flatpakでないヴァージョンをインストールしましょう。

タイトルとURLをコピーしました