EXCELで商品種別に合った商品コードのみを表示する

「EXCELで商品コードから商品名を自動入力する方法」というブログ記事で、商品コードを選択リストから選択すると、商品と金額が自動入力させる方法をご紹介しました。
ただ商品コードが多いと、選択リストの選択肢が多くなってしまい、スクロールして探さなくてはならなくなり、作業が面倒になります。
そこで、手間をなくして作業効率を大幅に上げる方法として、「商品種別」を選択すると、選択リストから該当する商品コードしか表示されないようにする方法があります。
例えば、「コピー用紙」「ノート」「筆記用具」「メディア」などのカテゴリーを選択すると、その種別に該当する商品コードのみが選択リストに表示されるようになり、素早く商品コードを選択できるようになります。
今回のブログ記事では、商品種別を選択すると、該当する商品コードしか表示されないようにする方法をご紹介します。
今回は、「EXCELで商品コードから商品名を自動入力する方法」というブログ記事で使用した表を使って説明します。


この表は、テーブルにしてください。
表をテーブルにする方法は、以下の記事にかいてありますので、分からない方は御覧ください。


EXCELで商品種別に合った商品コードのみを表示する方法
①商品一覧に商品種別の列を挿入する
商品一覧の表をテーブルにして、テーブル名を商品一覧にしてください。
表はテーブルにしてください。表をテーブルして、テーブル名をつける方法は、以下のブログ記事を書いていますので、分からない方は御覧ください。
A3を選択します。

右クリックして、挿入→テーブルの列(左)を選択します。

すると列が挿入されます。

挿入したのフィード名を、商品種別にして、その下のセルに、商品にあった商品種別を入力してください。

②商品一覧の参照範囲を変更する
数式タブをクリックし、名前の管理をクリックします。

名前の管理ダイアログボックスが現れるので、商品一覧を選択し、編集をクリックします。

参照範囲にカーソルを置き、フィールド名の下のセル範囲、ここではA3:D13を範囲選択し、OKボタンをクリックします。

名前の管理ダイアログボックスを閉じます。

③選択リストで表示する値を設定する
種別の選択リストに、「コピー用紙」「ノート」「筆記用具」「メディア」が標示されるように設定します。
コピー用紙の隣の商品コードを範囲選択し、左上にある名前の入力欄にコピー用紙と入力しENTERキーを押します。

「ノート」「筆記用具」「メディア」も同様の作業を行ってください。



④種別フィールドに選択リストを表示する
売上データのシートを選択します。

商品種別の列を挿入します。

D3を選択し、データタブのデータの入力規則をクリックします。

設定タブを選択し、入力値の種類をリストにし、元の値の入力欄に、コピー用紙,ノート,筆記用具,メディアを入力し、OKボタンをクリックします。

これで商品種別に選択リストが標示されるようになります。

⑤商品種別を選択すると、該当する商品コードしか表示されないようにする
商品種別を選択すると、該当する商品コードしか表示されないようにします。
E3を選択し、データタブのデータの入力規則をクリックします。

設定タブを選択し、入力値の種類をリストにします。
元の値の入力欄に、=INDIRECT(D3)と入力します。

INDIRECT関数は、引数に指定された文字のれるの番号や名前を間接的に参照する関数です。
ここでは商品種別が入るセルであるD3を引数にすることで、その名前を参照に、商品種別に該当する商品コードを表示させることが出来ます。
その後にOKボタンを押します。

以下のような表示が出ますが、はいを押してください。

これで、例えば商品種別をコピー用紙にすると、それに該当する商品コードのみ表示され、選択できます。



テーブルなので、次の行に商品種別の中から、お好きなものを選ぶと、該当する商品コードのみ表示され、選択できます。




