【ImageFX】ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

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ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

注意

  • 私は絵を描いたり写真を撮ったりしている人間で、画像生成AIは、絵や写真のアイデアを考えるためのツールとして使っています。
  • そのため、画像生成AIで生成された画像を、そのまま使うことはない人間ですが、画像生成AIの記事を書いています。
  • 現在、著作権の問題などは解決していませんが、AIを使って作品を作る人について、私は批判も肯定もしていません。そんな私ですが、記事が、こうした活動を行う人に役立つ記事になるように努力しております。

ImageFXでベクター風イラストを生成する

ImageFXとは?

ImageFXとは、Googleが開発した最先端の画像生成AIです。

プロンプト入力欄に、プロンプトを入力することで画像を基本4枚生成してくれます(4枚生成されないこともあります)。

まだテスト版のようで、そのため使用回数に制限があるようですが、無料で使用することが出来ます。

日本人の写真画像にかなり強い画像生成AIとして話題になっています。

以下の画像を見ていただけると分かるように、数多くある画像生成AIと比べると、日本人っぽい画像を生成します。

プロンプトですが、日本語でも大丈夫ですが、精度は良くないとのことなので、英語で入力した方がいいとのことです。

例として、以下のプロンプトで生成してみます。

【日本語】

パソコン教室で、20代の日本人の若い女性OLがカジュアルな服装をして、パソコンに向かって勉強しているシーン。女性は笑顔でリラックスしており、教室内は明るく、学習環境が整っています。彼女の服装はビジネスカジュアルで、背景には他の生徒や教室の設備が見えるが、焦点は彼女に当たっている。

【英語】

A scene in a computer classroom where a young Japanese female office worker in her 20s is studying at a computer. She is casually dressed, smiling, and appears relaxed. The classroom is bright, and the learning environment is well-organized. Her attire is business casual, and the background shows other students and classroom equipment, but the focus remains on her.

以下が生成した画像です(何故か3枚だけ生成されました)。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

ただImageFXに関してではなく画像生成AI全般に言えることなのですが、何回か生成してみましたが、似たような人物しか出てきませんでした。
なので多くの人がImageFXばかり使うと、メディアのデザインや、資料のデザインなど、どれも同じに見えて個性が見えない感じがしました。
私個人の話になりますが、よくWeb広告で画像生成AIで作られた画像が使われているのも見かけますが、見ただけで「画像生成AIで作ったのネ」という印象が強く、広告内容が伝わってこなかったりします。
また画像生成AIにつきまとう著作権などの権利問題の法整備が進んでいない現状で、ImageFXの学習元がはっきりしていない、そもそもまだテストの段階なため、これを仕事で使って法的な問題が発生しないのかが、現時点では分かりません。
ただ、仕事で、カメラマンなどに撮ってきてほしい写真のイメージを伝える見本としての画像として使うにはいいとは思います。
言葉で言うより、イメージとしての画像を生成してカメラマンなどに見せた方が、撮ってほしい写真のイメージは伝わりやすいと思うからです。
単なる見本なので、それを使うこと自体は商用利用にもならないし、発表するものでもないので著作権問題には発展はしないでしょう。
以下が私がAdobe Expressで作ったチラシのデザインに入れたい写真のイメージを、カメラマンなどに伝えるために、ImageFXの画像を挿入した例です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

ビジネス用途の資料にも役立つベクター風イラスト

日本人の写真画像を作るのが得意という感じで、多くのブログや動画に紹介されているImageFXですが、イラストも生成できます。

イラストのスタイルにはいろいろありますが、その1つにベクター風イラストがあります。

ベクター風イラストは、線や形をシンプルに表現できるスタイルです。

ストック画像素材として人気があります。

主にマスメディアなどに使用されますが、ビジネス資料作成やブログのイラストなどにも役立ちます。

ベクター風イラストが人気のある理由

ベクター風イラストが人気の理由は、以下の3点が挙げられます。

  • 情報をスッキリ、分かりやすく出来る…線や形をシンプルに表現できるスタイルなので、複雑な情報も分かりやすく出来る
  • 印象アップで信頼感を演出が出来る…シンプルでスタイリッシュなデザインのイラストなので、資料やサイトの訴求力を高めることが出来る
  • 視覚で魅せる、目を引くアクセントを付けることが出来る…写真や文章とは異なるシンプルな表現のスタイルなので、ユーザーの視線を惹きつけ、興味を引く効果がある

ベクター風イラストは初心者には描くのが大変

従来、ベクター風イラストは、Adobe IllustratorやInkscapeなどのドローソフトを使って制作します。しかし、これらのソフトを使いこなすには、ベジェ曲線などの専門的な技術がが必要であり、習得に時間がかかるため、初心者には描くには敷居が高いという問題があります。

ImageFXでベクター風イラストを生成する

Adobe IllustratorやInkscapeなどのドローソフトが使えないと作れないのがベクター風イラストなのですが、ImageFXという画像生成AIを使えば簡単に生成できます。プロンプトと呼ばれる指示文を入力するだけで、簡単にベクター風イラストを生成することができます。今回のブログ記事では、、ImageFXという画像生成AIを使って、ベクター風のイラストの生成の方法をご紹介します。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法ですが、以下の基本的なプロンプトを使います。

simple vector illustration,生成したいもの

生成したいものは、自分の生成したい 絵のプロンプトです。

Canvaは日本でもプロンプトが描けますが、英語で描いた方が良い結果が出るようです。

英語が苦手な方は、翻訳サイトで生成したいものを英語にして下さい。

そのプロンプトを、生成するものをプロンプト入力欄に入力します。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

例えば、「会議をする日本人ビジネスパーソン」を生成したい場合は、英語で以下のプロンプトを入力します。

simple vector illustration,Japanese Businesspersons in a meeting

プロンプトを入職したら、作成をクリックします。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

すると、右側に4枚、ベクター風イラストが生成されます。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「ヘアカットする日本人女性」を生成してみましょう。英語で以下のプロンプトを入力し、生成をクリックします。

simple vector illustration,Japanese woman getting a haircut

以下が生成結果です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「冬をおしゃれにコーディネートする日本人女性」を生成してみましょう。英語で以下のプロンプトを入力し、生成をクリックします。

simple vector illustration,Japanese women coordinate winter in style

以下が生成結果です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「ヒップホップダンスを踊る日本人の女の子」を生成してみましょう。英語で以下のプロンプトを入力し、生成をクリックします。

simple vector illustration,Japanese girl hip-hop dancing

以下が生成結果です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「パソコン教室でパソコンに向かって勉強している若い日本人女性」を生成してみましょう。英語で以下のプロンプトを入力し、生成をクリックします。

simple vector illustration,Young Japanese woman studying at a computer in a computer class

以下が生成結果です。

【ImageFX】ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「会社案内をするビジネススーツを着た日本人女性」を生成してみましょう。英語で以下のプロンプトを入力し、生成をクリックします。

simple vector illustration,Japanese woman in business suit giving company information

以下が生成結果です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

「パソコン教室でパソコンに向かって勉強している若い日本人女性」で生成したイラストを、Adobe Expressで作ったチラシに、挿入した例です。

ImageFXでベクター風イラストを生成する方法

この画像をイラストの見本として、自分で描いたり、イラストレーターさんに渡して描いてもらったりすれば、1からアイデアを出して描く、または描いてもらうよりは、簡単に描いたり描いてもらったりできるのでいいと思います。

どの画像生成AIにも言えますが、生成したものを直接発表するには、権利問題が解決していないのでリスクがあるし、私は絵を描いたり写真を撮ったりしている人間で、画像生成AIは、絵や写真のアイデアを考えるためのツールと思っているので、このような見本や、自分の絵のアイデア出し程度に画像生成AIを使っています。

私の画像生成AIの考え

私にとっての画像生成AIはアイデア出しツール

私は絵を描いたり写真を撮ったりしている人間で、画像生成AIは、絵や写真のアイデアを考えるためのツールとして使っています。

画像生成AIにプロンプトで生成したものの中で、構図など、自分には思いつかないものがあったりします。それをアイデアとして自分の絵に取り入れる、写真を撮る時の構図の参考にする、そんな使い方です。

絵を描くのに時間がかかるのは、アイデアを出すことですし、いい写真を撮るには構図をどうするかです。その時間を短縮できるメリットがあるため、私は画像生成AIをアイデア出しツールとして使ってます。

あくまでもアイデアを取り入れるだけの使用であり、絵自体は私自身の手で白紙から一から描いていますし、写真はカメラやスマホで撮っています。

なので、画像生成AIが生成したものをそのまま使うことはありません。

画像生成AIで生成をしたものをそのまま使わない理由

私が画像生成AIで生成したものをそのまま使わない理由は、単に画像生成AIは、絵や写真のアイデアを考えるためのツールとしてしか思っていましからです。

ただこんな個人的な思いを抜きにして考えてみても、画像生成AIで生成したものをそのまま使うのは、慎重になった方がいいなとは思います・

多くの画像生成AIは、その学習元に無断転載サイトにアップされている絵描きのイラストが含まれています。

これらの画像は無断転載なので、当然、著作者から許可を得ない状態で使用されていて、その数は膨大のようです。

そのようなシステムなので、生成された画像には、自分が知らないだけで、実は著作権がある画像と類似しているものがある可能性があります。そのため、これらをそのまま使うと、著作権侵害で訴えられる可能性があります。

Adobe Fiteflyのようにそのようなサイトから学習してませんとうたっている画像生成AIもありますが、学習元のAdobe Stockには無断転載されたものが含まれていたりするので、安心して使用するのは危険です。

あとはこれは画像生成AIに限ったことでなく、生成AI全体の問題として、情報漏洩の可能性があります(Stable Diffusion WebUI Forgeのように、ロ^カル環境で使用する画像生成AIは話は別です)。

入力したプロンプトは、一旦はサーバーに保管されます。その時にAIは進化のために学習するのですが、その時に、第三者に情報を盗まれる可能性があります。なので、会社等の重要な情報をプロンプトに書くと、それが漏洩する可能性があります。

まだ安心して使えるシステムになってなく、これを商用利用可能としてサービス提供している背景には、今、パソコン業界でビックビジネスになるものが久々に出てきたから、それで稼ごうという苦しい台所事情を私は見る気がします。

それが先走ってしまい、企業の利益第一で、実際にはユーザーが安心して使えるシステムになっていません。

以上の観点から、自分の身を守るために、私は画像生成AIでそのまま使うには慎重に、自己責任で行ったほうがいいと思います。

無難な画像生成AIの使い方

私が画像生成AIを絵や写真のアイデア出しツールとして使用できるのは、私自身が絵を描いたり、写真を撮ったりすることに対するキャリアが長いためです。

だからそれをアイデアとして、自分の絵に取り入れたり、写真の構図の参考に出来るからです。

しかし、そんな人ばかりではありません。絵を描けない人は多くいますし、いい構図の写真が撮れる人が多くいるわけでもありません。

そんなが、画像生成AIを使う場合、以下のような方法があると思います。

単なるエンタメとして、個人だけで楽しむ程度に使う場合です。それをSNSなどのメディアに投稿しないのなら、何の問題も発生しないでしょう。私も生成していて、いろんな画像が出てくるのが、ガチャガチャのようで面白いなって思うときもあります。

デザイナーが自分のイメージの見本として生成し、それを見本にとしてプロのイラストレーターや写真家に渡して、描いてもらったり撮ってもらったりという方法です。画像生成AIが生成したものをそのまま使用することはないので、これも何の問題も発生しないでしょう。

ビジネスなどで絵が必要となった場合に、使いたいイメージのものを生成し、それを元にしてそれに似たフリー素材を検索して探して使う方法です。これも画像生成AIが生成したものをそのまま使用しないので、何の問題も発生しないでしょう。

画像生成AIは新しい技術で、権利問題など法整備が整っていないため、現時点では使うのは避けた方がいいでしょう。

絵を描く人も、将来を考えて、画像生成AIを勉強したほうがいい

絵を描く人や写真を撮る人にとって、画像生成AIの登場は、私も最初はそうでしたが、大きな衝撃であり、嫌悪感を感じたと思います。簡単に絵や写真を生成できるため、今までの自分の努力が無駄になるのではないか、仕事が奪われるのではないかという不安を感じる人もいるでしょう。

画像生成AIは多くの著作権を持つ画像を無断で学習しているため、権利の問題に対する不安があります。現時点では、権利の問題が解決されていないため、先ほど描いた通り、現時点では使うのは慎重に、自己責任で行うべきでしょう。

しかし、私は、将来的には法整備が進み、問題がクリアされると思っています。

私としては、著作権などは画像生成AIを開発している会社が全て持ち、使用者には使うことことは許可し、トラブル等の問題は全て画像生成AIを作っている会社が対処するのが好ましいと思っています。

そうなると、その際、画像生成AIを使ったちょっとしたカットの制作は一般的になるでしょう。

漫画やアニメ、ゲームといった商業作品に関しては、画像生成AIを作る会社に著作権などを持たれると利益が得られなく権利の問題も複雑になってしまうため、利益と著作権の観点から、漫画家やアニメーター、ゲーム制作会社がオリジナルを作るという従来通りの制作が続くと思っています。

そのため、絵を描く人や目指す人は、画像生成AIについて学んでおいたほうがいいと思っています。実際に絵を商売にする場合、AIと手描きの両方ができれば、仕事の幅が広がるからです。

一方、芸術としての絵に関しては、今まで通りの方法で、絵で描く撮ることが価値を持ち続けるでしょう。世界に1つしかない作品だからこそ、芸術としての価値があるからです。写真に関しては報道写真などは、今まで通りに写真は撮られるでしょう。でないと嘘の報道になってしまうからです。

将来的には、商業的な絵と芸術としての絵、報道としての写真がクッキリと区別される時代が来ると思っています。

将来的には、商業的な絵と芸術としての絵がクッキリと区別される時代が来ると思っています。

最後に…画像生成AIを、著作権などの問題を無視して紹介するブログや動画は信頼しない方がいい

なお、ブログや動画などで、画像生成AIの使い方を紹介しているものがあります。

しかしこれら制作者の多くは、絵を描く能力がなく、いい写真を撮る能力もなく単なる遊び感覚で画像生成AIを紹介している、又は画像生成AIを使ってお金儲けをしようという、単なる情報商材として作っています。

私は多くの画像生成AIの動画やブログを見ますが、単なる使い方だけを紹介しているけど、これをなんの問題もなく、仕事などに活用しているという人が多い気がして、見てて何の役にも立たないなって思ってしまいます。

これらの人間の大半は、物作りのプロではないため、物を作る上で必要な権利問題の知識がないため、それらに言及もできていない、どんな仕事に活用するかにも言及でしていません。

なので、その手のブログや動画を信頼して見るのは危険なので、これらを真に受けないで見るか、避けるかがいいでしょう。

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