
LibreOffice Calcで西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダー
LibreOffice Calcとは?
数値データの集計や解析、複雑な計算などを行う場合、使用するのが表計算ソフトです。
有名なソフトはEXCELですが有料です。
あまりお金がかけられない、出来たら無料で使用したいと思う方にオススメなのがofficeソフトのLibreOfficeに入っているLibreOffice Calcです。
Windows、Mac、Linuxと幅広いOSで使用でき、完全ではありませんがEXCELと互換性があります(LibreOfficeは、こちらからダウンロードできます)。
Excelと似た操作方法で使用できます。
Excelで最も使用するであろう関数は、EXCELと同じものがほとんど使用できます。
ただLibreOffice Calcは、EXCELと互換性がありますが完全ではないという問題があります。
具体的に書くと、LibreOffice Calcで仕事用のデータを作って、Excelに読み込むと、一部文字が欠けたりレイアウトなどが崩れたりなどがよく起きます。
そのため、例えばLibreOffice Calcで作ったデータを仕事で使うとなると、会社のEXCELで最終的に修正しなければなりません。
しかしLibreOffice Calcは、EXCELと操作方法が似ているため、Excelに慣れていれば修正作業自体はそんなに時間は掛かることはないでしょう。逆に下書き用として使用して、最終的に会社のExcelで完成させるという感じに使う方法で利用するのもいいでしょう。
表計算ソフトの勉強のためにLibreOffice Calcを使用したい方には、完全互換ではありませんが、操作方法が似ているため、LibreOffice Calcで操作を覚えれば、表計算ソフトの代表格のEXCELを使う場合、応用が効くためすぐに慣れて使用できるようになります。
LibreOffice Calcで西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダー
LibreOffice Calcは、簡単に表が作れるため、カレンダーや日付の入った予定表を作られる方もいらっしゃると思います。
ただ1月から12月まで作るのは大変です。
西暦が変わると、全ての曜日が変わるのでなおさらです。
Excelには、西暦と月をセルに入力すると、簡単にカレンダーが作れる方法があります。
今回のブログ記事では、西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダーを作る方法をご紹介します。
Excelは、簡単に表が作れるため、カレンダーや日付の入った予定表を作られる方もいらっしゃると思います。
ただ1月から12月まで作るのは大変です。
西暦が変わると、全ての曜日が変わるのでなおさらです。
Excelには、西暦と月をセルに入力すると、簡単にカレンダーが作れる方法があります。
今回のブログ記事では、LibreOffice Calcで、西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダーを作る方法をご紹介します。
今回は以下のような日付の入った予定表を作成します。

なお、今回はLinux(Xubuntu)を使用して説明しますが、Windows、Mac、Chromebookでも同様の作業が出来ます。


LibreOffice Calcで西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダーを作る方法
①西暦と月を入力するだけで自動的にカレンダーを作る方法
日付の下のセルであるA6を選択します。

関数ウィザードボタンをクリックします。

関数ウィザードが表示されるので、関数の検索の入力欄にDATEと入力し、DATEを選択し、次へをクリックします。

以下のダイアログボックスが表示されるので、以下のように設定します。
年は、年の入力欄にカーソルを置き、年が入っているA3をクリックします。
月は、月の入力欄にカーソルを置き、月が入っているB3をクリックします。
日は、日の入力欄にカーソルを置き、月は1日から始まるので、1と入力します。
そうすると、関数の引数ダイアログボックスは以下のようになりますので、そうしたらOKボタンを押します。

するとA6に2005/1/1という日付が入ります。

2日以降の設定を行います。
2日が入るA7を選択します。

そうしたら、以下の式を入力、ENTERキーを押します。
=A6+1
なお、この式は、2005/1/1という日付データが入っているA7に1足しますという意味です。

すると、A7に2025/3/2という日付データが入ります。

A7を選択し、マウスポインターを右に置くと+マークが現れるので、これを日付を入れたいセルまでドラッグします。

すると、日付の入れたいセルに日付が入ります。

日付の表示を、1(土)というような、日付に曜日が入っている表示形式に変更します。
日付の入っている部分を範囲選択します(この表ではA6からA36になります)。

右クリックして、セルの書式設定を選択します。

セルの書式設定ダイアログボックスが表示されるので、数値タブを選択し、ユーザー定義を選択したあとに、書式コードの以下の式に入力し、OKボタンをクリックします。
d(aaa)
aaaは曜日を表示される記号です。

表示が2005/1/1から1(土)というような表示に変更されます。

これで、年と月の入っているA3とB3に、お好きな数字を入れれば、その年月日のカレンダーになります。
以下は2025年3月のカレンダーにした例です。

②土曜日、日曜日に色を付ける
土曜日、日曜日に色が付いていた方が、カレンダーとして見やすいので、土曜日、日曜日に色を付ける方法をご紹介します。
最初に日曜日に色を付けます。
日付の入っている部分を範囲選択します(この表ではA6からA36になります)。

書式→条件付き→条件→詳細な条件を選択します。

条件付き書式ダイアログボックスが表示されるので、条件1を「数式が」にします。

「数式が」の入力欄に、以下の式を入力します。
=WEEKDAY(A6)=1
なおこの1は、日曜日という意味の記号です。

適応するスタイルを新しいスタイルします。

セルスタイルダイアログボックスが現れるので、管理タブの名前を任意の名前にします(ここでは日曜日にしました)。

数タブの分類をユーザー定義にして、形式の項目(ここでは31(金)です)を選択します。

色タブの色を選択し、色を選択したら、カラーパレットが現れるので任意の色にし(今回は日曜日ということで、赤系の色にしました)、OKボタンをクリックします。

これで日曜日の色付けの設定が完了しました。
次に土曜日の色付けの設定を行います。
最初に、条件付き書式ダイアログボックスの追加を選択します。

件付き書式ダイアログボックスが表示されるので、条件1を「数式が」にし、「数式が」の入力欄に、以下の式を入力します。
=WEEKDAY(A6)=7
なおこの7は、土曜日という意味の記号です。

日曜日の設定と同じく、適応するスタイルを新しいスタイルします。
セルスタイルダイアログボックスが現れるので、管理タブの名前を任意の名前にします(ここでは土曜日にしました)。

日曜日の設定と同じく、数タブの分類をユーザー定義にして、形式の項目(ここでは31(金)です)を選択します。
色タブの色を選択し、色を選択したら、カラーパレットが現れるので任意の色にし(今回は土曜日ということで、青系の色にしました)、OKボタンをクリックします。

条件付き書式ダイアログボックスのOKボタンをクリックします。

これで土曜日、日曜日に色を付きます。

年と月の入っているA3とB3に、お好きな数字を入れ、その年月日のカレンダーにすると、土曜日、日曜日に色を付いているのがわかります。
以下は、2025年4月にした例です。


