2019年に開催された「文京つつじまつり」
「文京つつじまつり」は、毎年4月から5月の1ヶ月間行われる文京花の五大まつりの一つで、この期間のみ、根津神社のつつじ苑が一般開放され、この時期に見頃を迎える約100種3,000株のつつじを見ることが出来ます。
コロナウイルスの感染拡大により2020年は中止になりましたが、2021年以降は開催されるようになりました。
私は、2021年以降、残念ながら個人的に時間が取れなくなり、行くことが出来ていません。
今回は、残念ながら2020年以降のの「文京つつじまつり」の写真は撮ることは出来ていませんが、このブログを見てくださる方に「文京つつじまつり」の魅力を知ってほしいので、2019年に開催された 「文京つつじまつり」の写真を載せます。
使用カメラは、1959年6月に富士フイルムから発売されたフィルムカメラのFUJIPET35です。
使用フィルムは、富士フイルムのSUPER PREMIUM400です。
FUJIPET35で撮った2019年「文京つつじまつり」の光景
FUJIPET35
1957年(昭和32年)に、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作った、ブローニーフィルム(120mmフィルム)使用の簡易フィルムカメラであるFUJIPETの135mmフィルム版として、1959年(昭和34年)に発売されたカメラがFUJIPET 35です。
電池がいらない完全な機械式フルマニュアルカメラです。FUJIPETがシャッタースピードが1/50秒とバルブのみ、絞りが解放がF11、F16、F22だったのに対し、FUJIPET 35はシャッタースピードがバルブ、25、50、100、200となり、絞りも解放がF3.5、最少絞りがF22となりました。レンズもF11の単玉から、3群3枚構成のフジナー45mmF3.5となり、写りが向上しました。そのためFUJIPET 35は、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作ったとは言っても、FUJIPETより、本格的なカメラとなっています。
さてこのFUJIPET 35ですが、使い方にかなり癖があります。その説明を書きます。
FUJIPET35の使い方
フィルムを入れる時は最初にカメラボディの底面にあるフィルム感度インジケーターをまわして「OPEN」に合わせます。
フィルム感度インジケーターの横にあるツメを引き、裏ブタを開けます。
フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を上に引き上げて、フィルム室にパトローネをセット、スプールの切り込みにフィルムの先端を差し込み、ギアのツメにパーフォレーションがしっかりと噛み合っているかを確認して裏ブタを閉めて、数回空撮りして、フィルムカウンターを1にします。
レンズ下にあるレバーで絞りを決めます。
その後にレンズ先端にあるピント合わせのリング、シャッタースピード合わせのリングを回して適正露出にします。
それで撮影が出来るわけですが、シャッターを切る方が癖があります。
最初に右側の右側の三角レバーでシャッターセットします。
左側のレバーを下側に押すことでシャッターが切れます。
その後、巻き上げ解除ボタンを右方向へ動かし巻き上げ解除にして、右側の巻き上げノブ(「WIND」の表示のノブ)を矢印の方向に回します。
これを繰り返していきます。この手順をしっかり守ります。このカメラですが多重露光防止機能がないため、それを守らないと多重露光してしまうからです。
撮り終えたら、巻き上げ解除ボタンを右に押したままで、フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を矢印の方向に巻きます。
FUJIPET35の動画
私が作成したFUJIPET35の動画がありますので、興味がある方は御覧ください。