
Excelをデータベースとして使う第一歩!テーブル設定
Excelで表を作成してデータを管理する際、単なる表形式の状態では、データが増えるたびに書式を整えたり、数式をコピーしたりするなど手間がかかります。
そんな手間を省くために、使ってほしいのが「テーブル機能」です。
テーブル機能を使うメリットは以下のとおりです。
表をテーブルに変換すると、以下のような便利な機能が自動的に適用され、作業の効率が大幅に向上します。
データが見やすくなる…テーブル化すると、1行ごとに背景色が交互に適用されるため、データが視覚的に整理され、見やすくなります。
データ入力の手間が省ける…行を追加すると、設定した書式や数式が自動的にコピーされるので、手作業でコピー&ペーストする必要がなくなり、手間が省ける。
フィルター機能でデータ検索が簡単になる…各列にフィルターが適用されるので、条件に合ったデータをすぐに絞り込むことができるので、大量のデータから特定の情報を探す際に非常に便利
Excelのテーブル機能を活用することで、データをデータベースのように管理しやすくなるので、業務の効率化にもつながります。
今回のブログ記事は、Excelの表をテーブルに変換する方法ご紹介します。
今回は、以下の表を使って説明します。



Excelをデータベースとして使う第一歩!テーブル設定の方法
①フィールド名を選択し、テーブルに変換する
Excelでは、フィールド名というのがあります。
フィールド名とは、データベースやテーブルで使われる「列名」のことで、簡単に言うと、各列が何のデータを表しているかを示す名前のことです。
この表だと、「日付」「商品」「単価」「数量」「金額」のことです。
EXCELの表をテーブルに変換するには、最初に、フィールド名を選択します。
フィールド名は何でも構いません。
ここではA2を選択することにします。

挿入タブをクリックして、テーブルをクリックします。

「テーブルの作成」ダイアログが現れるので、タイトルである売上票以外のセル(ここではA2:E13)を範囲選択して、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れてOKボタンをクリックします。

これで表がテーブルに変換されます。

②テーブルのデザインの変更
テーブルのデザインですが、最初はセルに青系の色が塗られているものになっています。
これを、変更することが出来ます。
最初にA2を選択します。

テーブルデザインタブを選択し、テーブルスタイルのクイックスタイルをクリックします。

すると、テーブルスタイルの一覧が現れます。

その中からお好きなものをクリックします。

これでテーブルのデザインが変更されます。

③テーブル名を変更する
テーブルにはテーブル名が自動的に付けられます。
EXCELがテーブルをデータベースとして判断して付けた名前です。
このテーブル名を変更する事ができます。
変更すると、複数のテーブルがある場合でもどのデータがどのテーブルに属しているかをすぐに識別できたり、数式や関数でテーブルを参照する際に、名前を使って簡単にデータを引き出せたり、大きなExcelファイルを扱う場合、テーブルに名前を付けることで、後から必要なテーブルを素早く見つけたり、整理したりするのが簡単になったりします。
変更の方法ですが、A2を選択します。
テーブルデザインタブを選択します。

テーブル名のボックスに、テーブル名を入力します(ここでは売上表にしました)。

これでテーブル名が変更されました。

なおテーブルにすると、以下のようなことが簡単に出来ます。
テーブルへの数式の入力をすると、セル番号ではなく[@単価]という感じに項目名に表示されるので、計算式がわかりやすくなります。

数式を入力すると、オートフィルでコピーすることなく、自動的に下の行にコピーされます。例えばD4に3と入力します。するとE4に計算結果が表示冷ます。


日付を入力するだけで、参照範囲が自動的にテーブル範囲に合わせて広がります。


対象データを素早く選択できます。
例えば左端にマウスポインタを移動させると↘になるので、その状態でクリックすると、テーブルのデータ全体が選択できます。


もう一回クリックすると、フィールド名を含めたテーブル全体が選択されます。

列にマウスポインタを移動させると↓になるので、その状態でクリックすると、列のデータが選択できます。


もう一回クリックすると、フィールド名を含めたテーブルの列のデータが選択されます。


