簡単なアニメーションが制作できるWPS Presentation
お金がかかるためMicrosoft Officeは使わない人向きのオフィススイートのWPS Office
パソコンで仕事をする時に、どうしても必要となるのがオフィススイートでしょう。
オフィススイートとは、オフィス業務に必要なソフトウェアをセットにしたソフトウェアスイートで、一般的にはオフィスソフトも呼ばれています。
オフィススイートで最も有名なのは、Microsoft Officeでしょう。
しかし、この Microsoft Officeですが、サブスクリプションで月々お金がかかります。
サブスクリプションのMicrosoft Officeは常に新しい機能が追加されるという利点がありますが、ただそれらのほとんどは一般のオフィス作業では使わないものばかりです。
それを考えると、月々お金を支払ってMicrosoft Officeを使うのは…って思う人が多いと思います。
そういう人におすすめしたいのが、キングソフト株式会社のオフィススイートであるWPS Officeです。
Microsoft Officeとの高いファイル互換性のある WPS Office
Microsoft Officeに類似したユーザインタフェースと操作性、Microsoft Officeとの高いファイル互換性があります。
WPS Officeで資料を作って、Microsoft Officeのファイル形式で書き出したとします。
それをMicrosoft Officeで開いたとします。
別のソフトではあるので、若干のレイアウトの崩れはあるものの、それほど大きなものではありません。
そのため取引先が Microsoft Officeしか使用していない場合でも、 WPS Officeで作った資料でのやり取りは可能です。
PowerPointと高い互換性があるWPS Presentationはアニメーション作品が作れる
オフィススイートでよく使われるものの一つにプレゼンテーションソフトがあります。
Microsoft OfficeのPowerPointがその代表格だと思います。
WPS Officeにもプレゼンテーションソフトがあり、それがWPS Presentationです。
そのWPS Presentationですが、PowerPointと高い互換性があります。
プレゼンテーションソフトは、当然プレゼンテーションをするためのソフトです。
そのプレゼンテーションをする際に見ている人にインパクトを与えるためにアニメーション効果があります、
それを使用すると、イラストをアニメーションにすることが出来ます。
実際にプレゼンテーションソフトを使用してアニメーション作品を作る方もいらっしゃいます。
WPS Presentationは、PowerPointとよく似たアニメーション効果があり、アニメーションが作ることが出来ます。
この「WPS Presentationアニメーション制作」では、私がWPS Presentationで制作したアニメーションの作り方を載せていきます。
今回は以下のイラストを簡単なアニメーションにしてみます。
※私はいつもはMacBook Proを使用しているのですが、BootCampでWindows10をインストールしてあるので、Windows版のWPS Presentationで作業を行います。
WPS Presentationでアニメーションの作り方
①使用する画像や文字を配置する
使用する画像や文字をWPS Presentationのスライド画面に配置します。
②最初に人物を動かす
人物を選択し、アニメーションをクリックします。
アニメーションのユーザー設定をクリックします。
アニメーション効果を追加します。
アニメーションのユーザー設定の下にある、効果の追加をクリックします。
するとアニメーション効果の一覧が現れます。
今回は、スライドインを選択しました。
アニメーション効果の細かい設定を行います。
細かい設定は、アニメーションのユーザー設定で行います。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
そうすることで、クリックしないでアニメーション効果が始まります。
方向を、右からに変更しました。
速さを普通にしました。
③次に動かすテーブルを選択する
テーブルを選択します。
②の方法で設定を行います。
ここではスパイラルインに設定ました。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
速さを、普通にしました。
④ 次に動かすテレビを選択する
テレビを選択します。
②の方法で設定を行います。
ここではランダムに設定ました。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
⑤ 次に動かす枠を選択する
テレビを選択します。
②の方法で設定を行います。
ここではホイールに設定ました。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
スポークを、8スポークにしました。
速さを、普通にしました。
⑥ 次に動かす上の文字を選択する
上の文字を選択します。
②の方法で設定を行います。
ここではタイピングカラーに設定しました。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
速さを、より速くにしました。
⑦ 次に動かす下の文字を選択する
上の文字を選択します。
②の方法で設定を行います。
ここではタイピングカラーに設定ました。
開始をクリック時から、直前の動作の後にします。
速さを、より速くにしました。
⑧ アニメーションを書き出す
ファイル→名前を付けて保存→ビデオファイルとして出力(V)を選択します。
ファイル名を入力し保存します。
⑧ アニメーションをMP4形式に変換する
これでアニメーションがとして書き出されます。
しかし、問題は書き出されたファイル形式が WebM 形式であることです。
WebM形式は米グーグル(Google)社が開発・公開している動画ファイル形式です。Webページ(HTML5)に埋め込まれる動画ファイルの標準形式を目指していて、主にウェブサイトで利用されている形式です。Youtubeにも用いられています。
WPS Presentationはこの形式しか書き出せないのですが、ただこのWebM形式だと、 Webページ(HTML5) に貼り付けることは出来るのですが、Instagramなどに投稿するなどが出来ません。
もしInstagramに投稿するなどには、 WebM形式を、よく使われる動画形式のMP4形式にする必要があります。
WebM形式を MP4形式に変換するには以下のサイト(https://convertio.co/ja/webm-mp4/)で行うといいでしょう。
以下が、今回、WPS Presentationで作成したアニメです。
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