【Canvaの使い方】CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

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注意

  • 私は絵を描いたり写真を撮ったりしている人間で、画像生成AIは、絵や写真のアイデアを考えるためのツールとして使っています。
  • そのため、画像生成AIで生成された画像を、そのまま使うことはない人間ですが、画像生成AIの記事を書いています。
  • 現在、著作権の問題などは解決していませんが、AIを使って作品を作る人について、私は批判も肯定もしていません。そんな私ですが、記事が、こうした活動を行う人に役立つ記事になるように努力しております。
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する

ビジネス用途の資料にも役立つベクター風イラスト

ベクター風イラストは、線や形をシンプルに表現できるスタイルです。

ストック画像素材として人気があります。

主にマスメディアなどに使用されますが、ビジネス資料作成やブログのイラストなどにも役立ちます。

ベクター風イラストが人気のある理由

ベクター風イラストが人気の理由は、以下の3点が挙げられます。

  • 情報をスッキリ、分かりやすく出来る…線や形をシンプルに表現できるスタイルなので、複雑な情報も分かりやすく出来る
  • 印象アップで信頼感を演出が出来る…シンプルでスタイリッシュなデザインのイラストなので、資料やサイトの訴求力を高めることが出来る
  • 視覚で魅せる、目を引くアクセントを付けることが出来る…写真や文章とは異なるシンプルな表現のスタイルなので、ユーザーの視線を惹きつけ、興味を引く効果がある

ベクター風イラストは初心者には描くのが大変

従来、ベクター風イラストは、Adobe IllustratorやInkscapeなどのドローソフトを使って制作します。しかし、これらのソフトを使いこなすには、ベジェ曲線などの専門的な技術がが必要であり、習得に時間がかかるため、初心者には描くには敷居が高いという問題があります。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する

Adobe IllustratorやInkscapeなどのドローソフトが使えないと作れないのがベクター風イラストなのですが、CanvaのMagic Mediaという画像生成AIを使えば簡単に生成できます。プロンプトと呼ばれる指示文を入力するだけで、簡単にベクター風イラストを生成することができます。今回のブログ記事では、、CanvaのMagic Mediaという画像生成AIを使って、ベクター風のイラストの生成の方法をご紹介します。

CanvaのMagic Mediaの使い方

まず最初にCanvaの画像生成AIのMagic Mediaの使い方の解説をします。

1.左側のアプリをクリック

左側のアプリをクリックします。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

2.Magic Mediaをクリックする

下にスクロールすると、AIを活用が現れます。

その中にMagic Mediaというアイコンがありますので、クリックします。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

これでMagic Mediaが使えるようになります。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

Magic Mediaでベクター風イラストを生成する方法ですが、以下の基本的なプロンプトを使います。

simple vector illustration,生成したいもの

生成したいものは、自分の生成したい絵のプロンプトです。

Canvaは日本でもプロンプトが描けますが、英語で描いた方が良い結果が出るようです。

英語が苦手な方は、翻訳サイトで生成したいものを英語にして下さい。

そのプロンプトを、生成するものを説明に入力します。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

例えば、会議をするビジネスパーソンを生成したい場合は、英語で以下のプロンプトを入力します。

simple vector illustration,Businesspersons in a meeting

そして画像を生成をクリックします。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

すると、左側に4枚、ベクター風イラストが生成されます。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

使いたい画像があったら、それをクリックします。

すると、右側のページに画像が入ります。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

あとは、その画像を拡大縮小したり移動されたりします。

CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

最後に生成したCanvaのMagic Mediaで生成したベクター風イラストを数点お見せします。

<ヘアカットする女性>

simple vector illustration,Woman getting a haircut
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

<冬をおしゃれにコーディネートする女性>

simple vector illustration,Women who coordinate stylish winter
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

<ヒップホップダンスを踊る日本人の女の子>

simple vector illustration,Japanese girl hip-hop dancing
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

<プログラミングする女性>

simple vector illustration,Programming women
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

<会社案内をするビジネススーツを着た日本人女性>

simple vector illustration,Japanese woman in business suit giving company information
CanvaのMagic Mediaでベクター風イラストを生成する方法

CanvaのMagic Mediaは、便利なツールではありますが、そのまま使用することは避けた方が無難です。

Canvaは著作権についての見解を述べ、「Text to Image(画像生成AI)で生成されたデザインの著作権に関しては、まだ新しい技術であるため、どのような場合において著作権侵害になるのかは判断が難しい状態にあります。非常に複雑な問題で、簡単に回答できず、お住まいの国によっても著作権に対する対応が異なる場合があります。」と述べています。したがって、CanvaのMagic Mediaで生成したものを使用する際には、著作権侵害の可能性があります。特に商用利用や公開目的で使用する場合は、法的トラブルにつながるリスクがあります。

また、プロンプトに関しても注意が必要です。ユーザーが入力したデータはクラウド上で保管されるため、機密情報や個人情報を含めることは危険です。特に企業内での利用においては機密情報が漏れるリスクがあります。

絵を描ける人にとっては、Magic Mediaはアイデア出しツールとして、生成されたものを1から白紙に自分の絵柄で描くのがいいでしょう。絵を描けない人は、絵を描ける人に参考として絵を1から白紙に描いてもらう、または生成されたものを参考にしてCanvaの素材や画像検索で似たような絵のフリー素材を探すことがいいでしょう。このような使い方であれば、著作権の問題や機密情報の流出リスクを最小限に抑えることが出来るでしょう。

私の画像生成AIの考え

私にとっての画像生成AIはアイデア出しツール

私は実際に絵を描く人間です。そのため画像生成AIを使う場合は、アイデア出しツールとして使っています。

画像生成AIにプロンプトで生成したものの中で、構図など、自分には思いつかないものがあったりします。それをアイデアとして自分の絵に取り入れる、そんな使い方です。

絵を描くのに時間がかかるのは、アイデアを出すことなので、その時間を短縮できるメリットがあるため、私は画像生成AIをアイデア出しツールとして使ってます。

あくまでもアイデアを取り入れるだけの使用であり、絵自体は私自身の手で白紙から一から描いています。

なので、画像生成AIが生成したものをそのまま使うことはありません。

画像生成AIで生成をしたものをそのままを使わない理由

多くの画像生成AIは、その学習元に無断転載サイトにアップされている絵描きのイラストが含まれています。

これらの画像は無断転載なので、当然、著作者から許可を得ない状態で使用されていて、その数は膨大のようです。

そのようなシステムなので、生成された画像には、自分が知らないだけで、実は著作権がある画像と類似しているものがある可能性があります。そのため、これらをそのまま使うと、著作権侵害で訴えられる可能性があります(Canvaではその辺について「Text to Image(画像生成AI)で生成されたデザインの著作権に関しては、まだ新しい技術であるため、どのような場合において著作権侵害になるのかは判断が難しい状態にあります。非常に複雑な問題で、簡単に回答できず、お住まいの国によっても著作権に対する対応が異なる場合があります。」としており、著作権侵害の可能性がある場合があることを書いています)。

Adobe Fiteflyのようにそのようなサイトから学習してませんとうたっている画像生成AIもありますが、学習元のAdobe Stockには無断転載されたものが含まれていたりするので、安心して使用するのは危険です。

あとはこれは画像生成AIに限ったことでなく、生成AI全体の問題として、情報漏洩の可能性があります。

入力したプロンプトは、一旦はサーバーに保管されます。その時にAIは進化のために学習するのですが、その時に、第三者に情報を盗まれる可能性があります。なので、会社等の重要な情報をプロンプトに書くと、それが漏洩する可能性があります。

まだ安心して使えるシステムになってなく、これを商用利用可能としてサービス提供している背景には、今、パソコン業界でビックビジネスになるものが久々に出てきたから、それで稼ごうという苦しい台所事情を私は見る気がします。

それが先走ってしまい、企業の利益第一で、実際にはユーザーが安心して使えるシステムになっていません。

以上の観点から、自分の身を守るために、私は画像生成AIが生成したものは使わないのです。

絵を描けない人が画像生成AIを使う場合

私が画像生成AIをアイデア出しツールとして使用できるのは、私自身が絵を描くことができるからです。

しかし、絵を描ける人は限られています。絵を描けない人は多くいます。

そんな絵を描けない人が、画像生成AIを使う場合、以下のような方法があると思います。

単なるエンタメとして、個人だけで楽しむ程度似使う場合です。それをSNSなどのメディアに投稿しないのなら、何の問題も発生しないでしょう。

デザイナーが自分のイメージの見本として生成し、それを見本にとしてプロの絵描きに渡して、一から描いてもらうという方法です。画像生成AIが生成したものを使用することはないので、これも何の問題も発生しないでしょう。

ビジネスなどで絵が必要となった場合に、使いたいイメージのものを生成し、それを元にしてそれに似たフリー素材を検索して探して使う方法です。これも画像生成AIが生成したものをそのまま使用しないので、何の問題も発生しないでしょう。

画像生成AIは新しい技術で、権利問題など法整備が整っていないため、現時点ではそのまま使うのは避けた方がいいでしょう。

画像生成AIを紹介するブログや動画は信頼しない

なお、ブログや動画などで、画像生成AIの使い方を紹介しているものがあります。しかしこれら制作者の多くは、絵を描く能力がなく単なる遊び感覚で紹介している、又は画像生成AIを使ってお金儲けをしようという、単なる情報商材として作っています。物作りのプロではないため、物を作る上で必要な権利問題の知識がないため、それらに言及していません。なので、その手のブログや動画を信頼して見るのは危険なので避けたほうがいいでしょう。

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